最悪の事態として、情報の漏洩が起こると、漏洩された個人に損害が発生する事になります。自分の名前や住所を悪用されてしまう等の被害が発生する場合もあります。

また、カード情報などの個人情報の中でも特に取扱いに注意しなければいけない情報が流出した場合の被害は計り知れません。こうした被害に対して、企業側は常に賠償責任を負うことになります。

そのため、対策を徹底するという事は、その会社の存続を左右すると言えます。過去に、個人情報の漏洩によって、個人の名誉を毀損した為名誉毀損の責任を負った事もあります。

個人情報はその人のプライベート情報も含まれることが多く、一切外部に漏れない様な仕組みと社員の意識向上に徹底しなければいけません。

個人情報の流出を防止するために、最低限として入退室の管理は必要と言えます。

入退室時にパスワードを求められるなど、部屋にロックをかけるなどのセキュリティ対策も必要かと思います。

パスワードなどをかけるのであれば、入退室を必要としている人にしか教えないなど、同じ社内でも厳密に取り扱わなければなりません。お客様など第三者の情報を扱う会社であれば、セキュリティは二重や三重にしておく必要があるかと思います。

社内のみで流出しないよう徹底をしても、部外者の侵入が簡単になっていては、社内情報は大変危険であると言えます。

入退室の管理システムを導入するにはある程度のコストが必要ですが、情報が漏洩した際の被害を考慮すれば少ない金額となりますため、最低限導入して欲しいものになります。

情報流出防止の基本と言える入退室管理を実施していなかった際には漏洩した際に事前の措置を講じなかったとして追求される可能性があります。

流出した時の会社の被害を考慮するとやはり保護する情報の重要性を考慮した上で、それにあったセキュリティ対策を最低限実施する必要が有るといえます。