俳優になりたいと思ったら、事務所に所属する、オーディションを受ける、スカウトされるという3つの方法があります。

そして、いずれの方法を選んだとしても、オーディションを受けることは欠かすことができません。俳優になろうと思ったら、芸能事務所に所属するため、もしくは役をもらうためのオーディションを受けることが必要となります。

芸能事務所の中でも名が通ったところであれば、全国から多数の応募者があり、かなりの激戦となります。芸能事務所のオーディションに勝つためには、他の人とは違うアピールポイントがあることや、審査員の印象に残る人材であることが必要です。

映画やドラマなどで主役を演じる人のオーディションの場合は、一般公募で行われるのではなく、事務所向けに行われるのが通常です。主役を演じられる俳優になりたいと思うのであれば、まずは芸能事務所に所属していることが大切です。

舞台やドラマなどの俳優として採用されるには、役をもらうためのオーディションを受ける必要があります。この場合は、役に合わせたアピールを行うことや、作品の一部となることを自覚して、アピールしすぎないことが大切です。

それぞれのオーディションによって異なりますが、大まかな流れとしては、書類選考、自己紹介、面接や自己PRなどの実技審査、合格発表という順番になります。

審査は一度だけとは限らず、場合によっては、書類選考の後に1次審査、2次審査、最終選考など、何段階かに分けて審査が行われることもあります。オーディションを受ける時に気になるのは、どのようにすれば勝ち残れるのか、ということでしょう。

事務所に所属するオーディションの時と役をもらうためのオーディションの時とで、注意すべきポイントが異なります。

事務所に所属するためのオーディションでは、その人独特のキャラクター性があるかどうか、伸びしろはどれくらいあるか、が考慮されるポイントとなります。

事務所によって、求めているキャラクターなどが違うので、あらかじめオーディションを受ける前に、事務所にどんな所属タレントがいるのかをチェックし、自分のイメージと合うかどうかを考慮しましょう。

役をもらうためのオーディションにおいては、その役に合った人材かどうかが考慮されます。監督やプロデューサーがどんな人物が台本の登場人物に合うと考えているか、によります。そのため、役をもらうためにはその配役に自分のイメージを合わせていくことが大事です。

性格的なものだけでなく、見た目的なもの、つまり髭を生やしたり髪の毛を伸ばしたり、服装をいつもの自分のイメージから変化させたりといった工夫も必要です。

事務所に所属するためにせよ、役をもらうためにせよ、どちらのオーディションにも必ずあるのが、自己PRです。自己PRでは、インパクトの強さが要求されます。

一般的な自分の長所などを述べるのは、多くの参加者が行っていることですので、審査員の印象には残りません。審査員に自分という人間の存在をアピールし、印象づけることが何より大切となります。そのため、他の参加者が行っていないであろう、オリジナリティのある自己アピールを行うことが効果的です。

その際、楽器や道具などを必要とするものは準備に時間がかかったりしますので、道具を用いずに行えるものを用意しておくのがおすすめです。

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たとえば、一発芸などが当てはまります。オーディションにおいて、審査員の思いつきで何かをさせられるという可能性も大いにあります。アドリブが要求される訳です。そんなとっさの時にも対応できる能力を身に付けておくことも大切です。仕事を行う上では、予想外の出来事というのはどんな場合でも生じえます。

そんな時に慌てない、そんな時にこそ、自分らしさをアピールできるかどうか、が大切です。自分をアピールできるチャンスがもらえたのならそのチャンスを逃さずに生かすということは、芸能界で生き抜いていくために必要な能力です。